NAS,RAID復旧

NAS、RAID
Logical Damage
Firmware Error
Physical Damage

サーバー障害のビジネスへの影響は計り知れないものがあります。サーバー障害は組織の生産性を大きく影響します。当社は様々な中小企業または大規模な企業に信頼され、サーバーデータを限られた時間で修復・復旧を任されてきました。

RAID データ復旧 : Landisk、HP ProLiant、IBM xseries、DELL PowerEdge、QNAP、BUFFALO、 Synology、NETGEAR等のRAID搭載製品等のよくある症状:

NAS、RAID データ復旧論理復旧 

論理障害(ソフトウェア障害  Logical Damage)とは、本体や機器自体は壊れていませんが、中に記録されているデータ自体が何らかの問題で壊れてしまい、認識できない状態になります。
データの削除や初期化、OSの再インストールなど、ハードディスクの機械的な機能に問題のない状態で、OSやデータ部分の損傷が発生しているものを論理障害と言います。機械が壊れていないため、お客様が復旧ソフトやツールを利用してデータを抽出できる可能性もあり、簡単な障害と認識されていますが、交換ができる物理障害に比べ、一度書き換わったデータコードは元に戻せないため、論理障害のほうが復旧が難しく、依頼時の費用が高いケースも増えています。障害内容によって処置がことなりますので。

【 よくある症状 】

  • パソコン・OSが起動しない
  • 誤ってデータを削除してしまった
  • ウイルス感染でデータが消えた
  • 初期化でデータがなくなった
  • OSの再インストールでデータが消えた
  • フォーマットでデータが消えた
  • 予期しない電源オフでデータの紛失
  • パーティションのエラーでデータの紛失
  • 文字化け・破損ファイル(データ破損)
  • コンピュータウイルス(ランサムウェアなど)

NAS、RAID データ復旧物理復旧  

物理障害(ハードウェア障害 Physical Damage、Firmware error )とは、データを記録している部分が傷ついたり、内部の部品が壊れてしまい、正常動作ができずデータが読み込めない状態になります。
ハードディスクに使用されるモーターや読み取り部品(ヘッド)、記録媒体であるプラッターなどハードウェアや機器そのものに障害が生じたものを≪物理障害≫と呼びます。物理障害はパーツ交換が必要になる場合があるなど、使用し続けると症状を悪化させる恐れがあるため、速やかに障害機器を停止する必要があります。

【 よくある症状 】

  • ディスクが認識しな
  • パソコン・HDDが全く動かない
  • 衝撃による故障(プラッタスクラッチ等)
  • 無反応(モーターすら起動しない)
  • 機器自体が動かなくなった
  • 機器から異音する
  • 機器を落とし衝撃を与えてしまい起動しなくなった
  • 経年劣化(3~5年)によって起動しなくなった
  • 起動中にフリーズしてしまう
  • 水没してしまい電源が入らない
  • パソコン・HDDが焦げ臭い

NAS、RAID 復旧サービスの流れ

STEP  1 初期調査

STEP  2 お見積り

STEP  3  データ復旧作業

STEP  4  データのご確認

STEP  5 お支払と納品

NAS、RAID データ復旧お問合せ、ご相談

NAS、RAID機器に異常が発生したら、まずはお気軽にご相談ください。
お客様ご自身で解決できるケースもありますので、弊社のスタッフが親身になってお話しをお伺いしながらご説明致します。
予約不要ですので、お持込の際は営業時間内に直接お越しください。
 

即時診断

NAS、RAID機器をお預かりしたら、直ちに初期診断致します。
社内にClass100クリーンルームを完備済
お持込のお客様は作業現場のクリーンルームをご覧いただけます。
 

状況ご報告、お見積り

1.NAS、RAID データ復旧の可能性
2.NAS、RAID データ復旧の所要日数
3.NAS、RAID データ復旧の復旧費用
(ご了承頂ければ、即時に復旧作業を開始致します。
キャンセルご希望の場合は、ハードディスクを無償でご返却しております。)
 

NAS、RAID データ復旧の復旧作業

ハードディスク製造現場と同レベルのクリーンルームを完備している、
その場で直ちに復旧作業を開始することが出来ます。
故障原因が排除出来れば、基本的に全データは復旧出来ますが、
優先順位の高いファイルから復旧作業にとりかかるよう心がけております。
 

納品完了

復旧したファイルは正常に開くかどうかのご確認をチェックコーナーでお願いいたします。
お客様ご自身のノートPC をお持込し確認することも可能です。
ファイルが一個も救えなかった場合、お金はかかりません。
最大限のデータ保障をさせていただきます。(復旧データのリストだけではデータの破損状
態が確認出来ません。)
お支払い確認後、復旧データを納品致します。
※バックアップ用HDD 購入代行サービスもあります。

NAS、RAID 復旧料金

Dr.データ復旧のRAIDとNASの料金はどれくらいですか?

復旧料金はデータ損壊の程度に基づき算出致します。復旧料金以外に、別途費用が発生することはありません。
 

弊社のデータ復旧料金は、デバイスとデータの破損状況によって算出されます。 容量、ファイルの種類、作業時間とは関係ありません。

HDD復旧料金(復旧結果にご満足頂けた場合のみ発生)

診断後のキャンセル⇒無料
復旧データが正常に使用出来ない⇒無料
復旧失敗⇒無料

データ復旧の料金に関しては合理的に計算します。

破損状況が軽ければ低価格,
逆に重たければ高価格の場合も……

例1)病院で診察を受けるのと同じ。
子供より必ずしも大人の方が高額とは限りません。治療費用は病気や怪我の程度次第に変わります。
例2)車の修理と同じ。
修理代は小型車より大型車の方が必ずしも高額とは限りません。
あくまでも故障の程度と修理の内容によります。

NAS、RAID 復旧よくある質問

RAIDやNASにHDDをインストールする時は、必ず同じ型番、容量のものを使うべきですか?

RAIDというのは長期間使用を想定して使うことが多いのですが、全て同じのハードディスクを使用すると、使用寿命も同じですので、一斉に壊れたりします。あまりお勧めしません。
 

RAID5でHDDが一台故障した時、先に新しいHDDに取り換えてリビルトすべきですか?それとも先にデータのバックアップをとるべきですか?

バックアップしてからリビルドするようお勧めしております。
リビルト作業は時間がかかる上、ハードディスクに大きな負担をかけてしまうため、作業途中で他のハードディスクが壊れ、データの読み込みが出来なくなってしまう可能性が十分あります。


RAIDのHDDが故障した時、同じ型番のHDDを使わないとリビルト出来ないのですか?

同じインタフェースで、容量が元ハードディスクを上回れば、リビルト出来ます。

なぜDr.データ復旧の料金制度は容量で決めないのですか?

デバイス容量で料金設定している会社が多いようですが、弊社はあくまでもデバイスやデータの破損程度で料金を算出しています。データの復旧難易度はデバイス容量と直接の関係がないと考えているからです。車の修理で例えると、車の修理代金は車体の大きさで左右されるのではなく、通常故障部位で請求されます。データ復旧も同じ要領に考えて頂ければ、ご理解頂けるはずです。

もし一部のデータしか復旧したくない場合、料金は安くなりますか?

弊社の料金制度はデータの破損程度、部位により料金を決めさせて頂いております。故障が排除できれば、基本的に全てのデータは復旧に成功します。その為、弊社の復旧作業は一部しか復旧しないという考えはございません。お客様のデータ、及びHDDの破損程度、部位を基にお見積書をお出し致します。

データが復旧出来なかった場合、料金は発生しますか?

Dr.データ復旧はお客様の信頼を大切にしております。お客様の ファイルが一個も救えなかった場合、一切費用は発生致しません。

ハードディスクの復旧料金の範囲はどれぐらいですか?

復旧料金はデータ損壊の程度に基づき算出致します。復旧料金以外に、別途費用が発生することはありません。

初期診断後に復旧を辞めたい場合、キャンセル料が発生しますか。

いいえ、初期診断は無料ですし、途中でキャンセルされても料金は一切発生しません。

ハードディスク内に機密データが保存されています。データのセキュリティーが心配です。

弊社はデータの安全性を最優先に考えています。営業時間に関係なく、24時間365日、専門警備会社の厳密な監視システムでお客様のメディアを守ります。全てのご依頼に専属のエンジニアスタッフを配属しており、それ以外の社員は一切着手することを禁止しております。全員スタッフが入社する際、必ず個人情報保護規則を署名させております。

自分のノードパソコンでデータを確認することが可能ですか?

弊社ではデータ確認専用エリアを設置しております、一般的なOS環境が完備しております。もちろん、特別なファイルの場合、お客様ご自身のデバイスでもデータのご確認は可能でございます。 (設計図など特別なソフトはございませんのでお客様ご自身でご用意をお願い致します。)
 

データ復旧後は、お渡ししたデバイスも返却して頂けるのでしょうか。

お持ち帰り頂いたデータに不具合を発生した際に、すぐ二次復旧ができるよう、元デバイスを一週間お預かりしています。特に問題が無ければ、データ引渡しから一週間後に元のHDDをご返却いたします。
 

復旧後のデータはどのように納品しますか?

弊社は復旧成功のデータをリスト化し、メールにてご報告させて頂きます。お客様が欲しいデータがあることをご確認し、問題がなければ弊社へデータの内容をご確認して頂きます。 Windows, Linux, Mac, Microsoft Officeなど一般ソフトを提供しております。お客様のデータのご確認が終わり次第、料金をお支払い頂きます。また、バックアップ用ハードディスクに復旧したデータを保存してお渡しします。(バックアップ用ストレージ装置のご用意をお客様にお願い致します。 また、弊社での用意も可能でございます(料金は別途で頂きます)。
 

復旧後データを確認するには他の方法がありますか?

お客様のご事情により、ご来社頂けない方に関しては、遠隔操作にて確認して頂き、問題が無ければお客様の元に送付させて頂きます

RAID、NAS の基礎知識

RAIDの方式

RAIDを実装する方法としては、ハードウェアで実現する方法(ハードウェア方式)とソフトウェアで実現する方法(ソフトウェア方式)がある。この2方式は明確に分類できるものではなく、中間的な方式がいくつか存在する。

ハードウェア方式

ハードウェア方式は、RAIDコントローラカードを使用するものとディスクアレイユニットを用いる2方式が存在する。

RAIDコントローラカードシリアルATA RAIDカードこの方式は、RAIDコントローラと呼ばれるカードを装置に取り付け、パリティ演算やディスクの管理などを任せるものである。一部のマザーボードにはRAIDコントローラをあらかじめ実装している製品がある。

純粋なハードウェア方式では、ホストが僅かな指示を送るだけでRAIDコントローラが具体的な処理を全て行うため、CPUの負荷が低減される。しかし、コントローラ毎に制御方法が異なるため、OS側で各RAIDコントローラカードへの対応が必要であり、専用のデバイスドライバが必要となる。

一方、RAIDコントローラカードの中には、RAID機能の大部分をソフトウェアで実現しているものもある。この場合、OS起動前にRAID機能を使用可能であるがCPUの負荷はソフトウェア方式と大差ない。このため、ソフトウェア方式に分類される。

ディスクアレイユニット

コンピュータやOS側からは単なるSCSIやファイバーチャネルのドライブとして見えるため、特別なドライバが必要なく、CPUへの負荷が全くない。更に、ホットスワップやホットスペアはもとよりオートリカバリ機能を備えているため、運用コストを低減することも出来る。ディスクアレイユニット内のハードディスクが故障した場合は、シリアルポートやイーサネットを通じて状態を監視ソフトに通知する機能が備わっている。また、ディスクアレイユニットの中にはデファレンシャルSCSIやファイバーチャネルを使い、2台のサーバで1台のディスクアレイユニットを共有出来るものもある。複数台のディスクアレイユニットを組み合わせて専用の制御用サーバがセットになったものもある。

ディスクアレイユニットを接続したい装置に必要な外部接続インタフェースがすでにあれば装置の筐体を開けることもなく、ケーブルをつなぐだけで使えるようになる。

ソフトウェア方式

純粋なソフトウェア方式は、OS自身が普通のドライブコントローラ(IDE、SCSI、FC など)を通して複数台のディスクを管理する。この方式はハードウェア方式と比較し、CPUへの負荷が高いが、特別なハードウェアを購入する必要がないという利点がある。
上記の純粋なソフトウェア方式以外のソフトウェアRAIDの実現には、ファイルシステム・単体ソフトウェア・チップセット・増設RAIDボードなど複数の方式が存在する。
Windowsは、NTFSファイルシステムにおいてRAID機能をサポートしている。Linuxは、カーネル(2.4系以降)にてRAID0/1/4/5/6をサポートしている。FreeBSDは、gmirrorというソフトウェアにてサポートしている。ファイルシステムのZFSもNTFS同様に自身でRAID機能をもち、RAID5またはRAID6相当の機能としてRAID-ZまたはRAID-Z2が実装されており、ZFS自身の機能もあいまってUSBメモリを何本もUSBポートに挿してRAID化してしまうという離れ業さえ容易である。インテルのチップセットでは、マトリックス・ストレージ・マネージャー機能によりRAID機能をサポートしている。Adaptecの低価格RAIDボードでは、HostRAIDによりソフトウェアRAIDを行っている。
近年、サーバ向けチップセットだけでなくメインストリーム向けのチップセットでもRAIDコントローラ機能(0/1/0+1/5など)を集積したものが広く普及しつつある。インテルのチップセットでは、マトリックス・ストレージ・マネージャー機能によりRAID機能をサポートしている。基本的な構造はMUX(マルチプレクサ)/DEMUX(デマルチプレクサ)で構成されており、CPUが発行したディスクI/O操作を複数のハードディスクへのディスクI/Oに分散・またディスクからの読み出しの多重化を行う(パリティ演算機能を持つものと持たないものがある)。信頼性はもとより、ディスクI/O速度を高速化する総合アクセラレータ的要素が強い。このため、ソフトウェア方式に分類される場合が多い。

RAIDレベルとは

RAID 0からRAID 6まで7種類のうち、よく利用されるのはRAID 0・RAID 1・RAID 5・RAID 6で、RAIDコントローラやソフトウェアによって使用できるレベルが限定されている場合が多い。
各RAIDレベルを組み合わせて信頼性と速度を両立させることができる。
サーバ用途としては、データの保全性を重視するためRAID 1またはRAID 5が主に利用されている。サーバ台数の限られた環境で、一台のサーバにかかる負担が高い場合はこれらにRAID 0を組み込んで高速化を狙うケースもある(もちろんサーバ自体を増設して、一台あたりの負担を軽減することも検討すべきであり、負荷の度合い・設置場所の都合・予算などを多角的に検討する必要がある。単にRAID 0をかぶせて高速化することだけに過度の期待を寄せるべきではない)。
RAIDの方式によらず、サーバ用途の場合はトラブル発生時に速やかなハードディスク交換を実施できる態勢を採るのが重要であり、ホットスペアやホットスワップ対応の製品を用いるのが望ましい。
また、ある種のアプリケーションは、制御情報はRAID 1またはRAID 5のファイルシステムに保存し、マルチメディアデータはRAID 0に保存するとともにテープや光メディアにバックアップしている。

NASのデータ復旧について

NAS(Network Attached Storage)とは、ネットワークに直接つないで使用するストレージ装置のことです。ネットワーク経由でユーザーがいつでも、どこでも自由にデータの書込み・読取ができるうえ、データをまとめて管理することも出来るため、非常に保存に優れたストレージ装置です。通常はデータの保存効率と安全性という観点からRAID機能も付いています。定期的なメンテナンス、しっかりしたバックアップさえ行っていれば、突然の故障によるデータ消失のリスクを避けることが出来ます。

よくあるNAS故障状況

-ユーザーの不慣れな操作によるNAS設定乱れ
-不適切な操作によるRAIDクラッシュ(リビルド失敗など)
-長時間使用によるハードディスクの劣化

NASのデータ復旧

NASに故障が起きてしまった時、まずはメーカーや専門家にご相談ください。
NASの設定値が乱れている場合は、設定値を元に戻せば回復する場合があります。
誤って操作してしまった場合は、症状を悪化させてしまう恐れがありますので、速やかに電源を落とし、初期診断を受けて症状を把握することをお勧めします。症状を発覚してすぐご相談いただければ、ほとんどの場合はデータの復旧が可能です。

ネットワークアタッチトストレージNASとは

ネットワークアタッチトストレージ (Network Attached Storage) とは、コンピュータネットワークに直接接続して使用するファイルサーバ。TCP/IPネットワークに接続して使用する補助記憶装置であり、コントローラとハードディスクから成るファイルサービス専用のコンピュータである。OSがチューニング・独自開発されている場合もある。
Local Area Network(LAN)を介して複数端末でファイルを共有するためのストレージ機器である。古くからあるファイルサーバと基本的には同じものであるが、用途を特化する事で高速かつ導入・管理が容易であるというメリットがある。ファイル共有のアプライアンスとも言える。
NASと呼ばれる事が多い。カタカナ表記では、ネットワーク・アタッチド・ストレージのように「ト」を「ド」と書くのも一般的である。
コントローラ部分を独立させたものをNASゲートウェイあるいはNASヘッドとも呼ぶ。
 

RAID0の基礎知識

RAID 0(「ストライピング」とも呼ばれる)は2台以上のハードディスクを組み合わせ、同時並行的に複数のディスクに書き込み処理を実行し、アクセス速度を高速化させます。
長所:
例えば、ハードディスクが3台入っている場合、データを書き込みする際にデータは3つに分けられます。それぞれのハードディスクは同時に書き込まれています。1台のハードディスクと比べると、同じ量のデータを書き込む時間が1/3に短縮できます。
 
短所:

上記の例えのように、RAID 0は冗長性を全く備えていないため、書き込むデータが3つに分けられ、1台ずつのハードディスクが1/3のデータしか保存されておりません。3台のハードディスクの中の1台でも壊れてしまった場合、全体へのアクセスができなくなります。

RAID0
RAID0
 
RAID1の基礎知識

RAID 1(「ミラーリング」とも呼ばれる)は2台以上のハードディスクを組み合わせ、1つのデータを複数のハードディスクに書き込みます。つまり、同じデータをそれぞれのハードディスクにコピーし、保存します。
長所:
内蔵のハードディスクが故障しても、残りのハードディスク単独で処理を続行することができます。
短所:
同じデータが複数のハードディスクに保存されるため、実際に使用できる容量は本来のハードディスク容量の半分になります。

RAID1
 

RAID5の基礎知識

RAID5では、最低3ドライブが必要となります。全てのハードディスクに「パリティ」と呼ばれる冗長コードの方式で、データを分散し保存します。複数台のハードディスクの中のどれか一つが故障しても、保障のハードディスクと交換し、自動的に故障した部分を演算し復元します。

長所:
万が一、一つのハードディスクが故障したとしても、正常に運転出来ます。どれか1台のハードディスクが故障しても、それ以外のハードディスクのデータとパリティ情報から、元の完全なデータを生成して回復できます。
短所:
ハードディスクの故障が許されるのは1台までです。同時に2台以上のハードディスクの故障が発生した際、回復は不可能になります。使用できる容量は、全体ハードディスク数-ハードディスク1つの容量になります。

 

RAID5+1の基礎知識

簡単に説明とすると、RAID 5に1台予備ハードディスクを加えます。その予備のハードディスクは「ホットスペア」と呼ばれています。上記RAID5と同じ方式ですが、データに対するセキュリティ性が更に上がります。RAID5の場合、パリティー機能により、使用者はハードディスクの故障に気づかないケースもよく見られます。実際故障を発見する時は、2台以上のハードディスクが故障し、運転できなくなった時です。一方、RAID5+1のホットスペアは故障を自動的に反応することが出来ます。他に残っているデータとパリティ情報などから必要なデータ集め、ハードディスクを元の正常状態に復旧します。
RAID5
RAID5+1
RAID5+1
RAID5+1
 

RAID10の基礎知識

RAID01、RAID0+1とも呼ばれています。RAID10では、高速・大容量なストレージ装置を追求するため最低4台のハードディスクが必要となります。上記RAID0の方式でデータを保存し、RAID1の方式でバックアップします。また、RAID1の方式でデータを保存し、RAID0の方式でバックアップさせ、同じ効果になります。RAIDの速度、容量、信頼性を大幅に向上しました。

長所:
同じデータが1つ以上にバックアップしてあるため、その中の一つのハードディスクが故障になったとしても、他方で処理を続行することができます。
短所:
同じデータを2つ持つことで、使用できるハードディスクの容量が全体の1/2になります。4台のハードディスクが入っている場合、2台の容量しか使用できません。また、1つ以上のハードディスクが故障した場合、故障したハードディスクに保存されてあるデータにより、処理を続行できない場合があります。

 

 

RAID10
RAID10